2013年8月2日金曜日

地元を出るまで、自分がこんなにあの土地をすきだなんて気付きもしなかった。

わたしは夜行バスがとてもすきなのかも知れない。
眠れた試しなんてないけれど。

一説によると、最近のわたしは相当きてるようだ。登り坂。調子が良い。
しかし自分の流れが大きくても、それにきちんとついていけるとは限らない。
太鼓判押してくれたのにごめんね白鳥ちゃん。
親友は言った。「占いなんて、ただカード並べてめくっただけだからね!」
だから良いことだけ信じることにした。
なんにせよ、わたしは先生に逢うと元気が出るのだから。


自分がポジティブなのか、ネガティブなのか
お喋りに見られる癖に、大事なことは決して言わないのに一体どれくらいの人が気付いているのか
せっかちなのかのん気なのか短気なのか
考え出したら切りがなかった。

勘がつよいわたしは、今やっと手応えがやってきてるのをちゃんと知っている。
だけど、だからこそ。次から次へと課題や仕事が舞い込んで。
限られた時間を毎日を、淡々とこなしていくことに精いっぱいで。
風邪もひくし食欲もないし。うんと体調を崩して、ああわたしってそうだよなと思い知ったりした。


そして今日、一足はやい夏休みをとって、とりあえず故郷にとんずらする。

別に、逃げようと思ったから今な訳じゃなかった。
いつの間にか予定に自分が追いついてしまった。
だって、こんなに実感のない旅ははじめて。
「発つ鳥跡を濁さず」と言うけれど、ぎりぎり族のくせに完ぺき主義なわたしが、ここまで不用意なのは珍しかった。
でも、丁度よかったの。
なにもかも一旦置いて、身軽になることもきっと良いことだと思えた。
それが大きな収穫だった。


夜行バスは潜ることと似てる。
次に目を開けたら違う場所。
眠ることや人と近しい距離にいることが不得意なわたしにはとても窮屈な時間だけど、それが何故かいつも発見をくれる。
わからないから、わかろうとするんでしょ。
振り幅をくれるヒントはいつも、自分から遠い場所にある。


地元を出るまで、自分がこんなにあの土地をすきだなんて気付きもしなかった。
帰るということを、こんなに毎日楽しみで、にやにやする待ち遠しく思う日がくるなんておもってもみなかった。
そうしたくて、そうなりたくてわたしは故郷を出たのだ。
作戦成功。なんにせよ、自分のルーツはふと立ち返ると自分に力をくれる。


さて、行ってきます。ただいまを言いに。
きっとわかる日がくるだろう、そのことを信じて、なにもかもを置き去りにして。








0 件のコメント:

コメントを投稿